【新唐人2014年01月31日ニュース】アメリカの大学に入るため、近年多くの中国人受験生が大学進学適性試験SATを受けています。中国には試験会場が設けられていないため、大陸の受験生は香港に渡り、試験に参加しています。1月25日、香港の試験会場には中国本土からおよそ1万人が参加しました。
資料によると、近年、香港に渡ってアメリカの大学進学適性試験SATを受ける大陸の受験生の数は毎年50%のスピードで増えています。2012年から2013年まで、中国人受験生の数は4万人近くにまで増え、今年はさらに増えています。
中国21世紀教育研究院 熊丙奇副院長
「多くの家庭が中国の大学受験制度に不満を感じています。中国の受験制度は1回だけの試験で結果が決まるので、一部の家庭は子どもが高校生の時に国際クラスに行かせる、または留学に行かせます」
大紀元時報によると、アメリカの大学受験を受けるためのトレーニング費用は8万から12万元、旅費や受験手数料などに1万元かかります。また、合格後の学費と生活費用は、公立大学の場合28万から30万元、私立大学の場合は、35万から40万元必要です。
中国21世紀教育研究院 熊丙奇副院長
「中国の大学は増え続けていますが、大学教育の質は外国の一流大学と比べると、大きな差があります。良い大学教育を受けるためには高卒後 留学を選ぶのです」
中国の「社会科学文献出版書」が2012年9月に発表した「国際人材青書—中国留学発展報告」によると、海外に留学している中国人留学生は最も多く、世界総数の14%を占めています。留学生の年齢も低年齢化の傾向にあり、中学生の時から留学する人も大幅に増えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/28/atext1052669.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)